報告が遅れましたが、JKSC9期の第1回目のオリジナル企画『この気、何の気、気になる気』についててっちゃんが報告いたします。
このイベントは広尾にあるJICA地球広場で開催されたものです。
当日は生憎の雨模様にも関わらず予定を上回る30人以上のお客様にお越しいただきました。
テーマは『平和』。
昨年末のケニア大統領選挙後にケニアでは暴動が起りました。
私たちJKSCはこの暴動に対して深い悲しみを感じていました。
そこで、9期スタートを機にまずはこのケニア暴動を通して私たちユース世代が「平和」を語り、議論し、考えることができるような企画を作ろうと思いました。
そして出来上がったのが今回のJICA企画。
アフリカ地域研究者の松田素二教授(京都大学)をお迎えし、ワールド・カフェで参加者全員が平和について熱く議論、そして最後にはみんなの思いが詰まった「平和の木」を作り上げました。
企画の構成は2部構成。
前半は、まず参加者自身が考える「平和」のイメージを緑のはっぱに書いて「平和の木」に張っていき、次に松田教授がケニア暴動に関する詳しい講義をしてくださりました。
「平和の木」作成の様子。
松田教授の講義では、日本のメディアでは中々伝えられないケニアの情報や暴動問題の構造などを約1時間に渡って詳しく説明していただきました。
多忙な日程にも関わらず京都から東京までお越しになってくださった松田教授にはJKSC一同感謝しております。
講義のあとは5名の方から質問があり、質疑応答の時間は非常に充実としたものになりました。
松田教授の講義の様子
カルロス兄さん、積極的に質問してます。
後半は、松田教授の講義を参考にして「ワールド・カフェ」という手法のディスカッションを参加者全員でやりました。
「ワールド・カフェ」とは、5くらいの小さなグループに別れてある抽象的なテーマについて語り、一定時間が過ぎると一人を除いて他の人が「席替え」をして別のグループに移動し、最後にはまた元のグループに帰って旅先で出会った仲間と議論したことを持ちかえってさらに議論を深める、という変わったディスカッション手法です。
今回のテーマは「今、私たちのいる世界は平和ですか?」。
それぞれのグループで積極的な議論が交わされたようです。
ユース世代がアツく語ることで何かが生まれる予感。
そんなものを感じました。
ワールド・カフェの様子
最後は各グループが考えたことを発表しました。
そして、このワールド・カフェを経た後に参加者が考える「平和」に対する気持ちを赤い実に書いてもらい、「平和の木」に張ってもらいました。
発表の様子。
今回のJICA企画を立ち上げ、成功させたことでJKSCメンバーの絆は深まったように思います。
また、イベント企画段階の目標であった「JKSCメンバーがケニアについてもっと知っていく」も実践できたかと思います。
参加者もみなこのイベントの内容やディスカッションに満足した様子でした。
3月20日は、いろんな面で収穫のあった貴重な一日だったと思います。
てっちゃん
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